QUICK資産運用研究所=望月瑞希
国内公募の投資信託の設定本数が急激に落ち込んでいる。4月中に予定されている設定本数はたったの7本(16日時点での判明分)で、3月の49本から大幅に減少する見込み。直近で記録的に少なかった2019年8月の9本を下回り、QUICK資産運用研究所が投資信託協会のデータ(公社債投信を含む)をもとに確認できた1997年6月以降で最も少なくなりそうだ。
背景にあるのは、新型コロナウイルスの感染拡大による市場の混乱だ。4月はJPモルガン・アセット・マネジメントが予定していた4本のファンドの新規設定を延期するなど、足元の市場動向を鑑みて設定を見合わせた運用会社もある。
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