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ソニー(6758) ゲーム関連を中心に今期の業績予想を上方修正

QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2020/11/05)

・連結全体では来期以降2桁増益に向かう見通し
 企業価値研究所は21/3期の連結予想営業利益を6220億円→7100億円(前期比16%減)へ上方修正した。ゲーム関連のゲーム&ネットワークサービス(G&NS)の好調などを織り込んだ。米中対立によりイメージング&センシング・ソリューション(I&SS)の先行きを厳しくみたことから来期以降の予想を引き下げたが、営業増益に向かう見通しに変わりはない。

・今期のゲーム関連は「PS5」の初期コストをカバーへ
 過去の実績をみると、「PS3」、「PS4」を発売した決算期は初期コストなどでゲーム関連セグメントの営業損益が悪化した。今期は「PS5」が発売されるが、巣ごもり消費の追い風、ソフトやネットワークサービスの好調などにより大幅増益見通し。「PS5」のマイナスをカバーするとみた。

・21/3期上期は営業7%増益。純利益は2倍
 21/3期上期の連結営業利益は5462億円(前年同期比7%増)となった。繰延税金資産取り崩しなどにより純利益は6929億円(同2.0倍)。

・リスクファクター ~景気や為替変動、同業他社との競争激化など

・アナリストの投資判断 ~当面はゲーム関連の注目度の高い状況が続こう。ただI&SSの動向は要注視
 当研究所では今後の株価について、やや強気にみている。最近の株式相場において、ハイテク株の地合いが弱くなっているが、同社においては大幅に値上がりしており、ゲーム関連に対する強気の見方が広がっている。「PS5」発売で当面は注目度の高い状況が続こう。ただI&SSはシェア確保のために採算性の低い汎用品に軸足を移すなど厳しい状況にある。当研究所では来期以降をみるうえでI&SSの動向も注視する必要があると考える。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
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著者名

谷林 正行

シニアアナリスト

民生エレクトロニクス、精密機器、総合重機セクター担当


【プロフィール】
東京大学工学部反応化学科卒、山一証券経済研究所入社、ベンチャーキャピタル、格付機関、IRコンサルティング会社を経て現在に至る。
新技術、テーマを中心としたレポート作成やベンチャー企業の将来性の判断、財務面を中心とした企業分析など、過去に携わった業務経験を活かし、様々な視点から対象企業を分析することを心掛けている。


日本証券アナリスト協会検定会員

日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 電気・精密機器、機械専門部会 評価実施アナリスト


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