QUICK企業価値研究所アナリスト 真下弘司(2020/12/17)
・上期の実績等を踏まえて予想を修正
企業価値研究所予想の21/3期の連結営業利益は1120億円→1340億円(前期比3%増)と修正。薬価改定や新型コロナの影響で苦戦した上期の実績を踏まえて売上収益は減額したが、下期計上予定の交換益229億円を織り込み営業利益は増額。減収・減益予想から減収・増益予想に見直した。
続く22/3期と23/3期は抗HIV薬および抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」のロイヤリティーの貢献等から増収を見込むが、22/3期は交換益計上の反動で減益、23/3期は増益を予想する。
・上期は9%減収、12%営業減益
21/3期上期の売上収益が前年同期比9%減の1485億円、営業利益は同12%減の553億円。薬価改定や新型コロナなどの影響、一般用医薬品以外落ち込み減収。活動自粛等の影響で販管費も減少したが、研究開発費が増加したこともあり2桁の営業減益。
・リスクファクター ~抗HIV薬の販売動向
・アナリストの投資判断 ~感染症が重点疾患領域
新型コロナが世界的に猛威を振るう中、感染症を重点疾患領域に掲げ新型コロナ関連の研究開発に取り組む日本の製薬企業として評価。20年12月に臨床試験を開始した予防ワクチン、治療薬(21/3期中の臨床試験開始目標は断念)の開発の進展に注目。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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