QUICK企業価値研究所アナリスト 小西慶祐(2021/05/17) ・1ドル=110円前提で会社計画より強めに見込む 22/3期の連結営業利益について企業価値研究所は、過去最高更新となる3兆円(前期比37%増)を据え置く。足元で原材料価格が上昇しているが、為替レートの前提を1ドル=103円→110円と円安方向に見直したほか、アジアの販売台数も引き上げ、吸収可能と考えた。なお、同社は半導体の在庫を確保している模様であり、半導体供給不足の影響は限定的と判断した。会社計画(2兆5000億円)に対し、会社想定(1ドル=105円)より円安水準に設定したこと、アジアの販売台数を強めにみたこと、原価...
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トヨタは業績予想を保守的に発表する傾向がある。例えば、期初に発表する営業利益の業績予想と実績値の差異を過去2012~2020年度の9期分(手元には10期分あるが、業績予想を「未定」で発表した前期分は除外して)集計すると、平均して約19%ほどの上振れ(期初<実績)であった。今期の業績予想は2兆5000億円なので、これに1.19を掛け算すると2兆9750億円。記事の「過去最高更新となる3兆円」は、なかなか良いラインだと思う。