昨年4月の安値から、北米の材木価格は大きく水準を切り上げ、一時シカゴの材木先物は5月10日に1,711.2ドルの高値を付けた。しかしその後、大きく水準を切下げ、原稿執筆時点の現在、700ドルを割り込む水準での取引となっている。 ■コロナ禍で急上昇するも、長期金利の上昇で価格は下落 材木価格の上昇と下落は需給ファンダメンタルズに投機の動きが重なったことによるものだ。まず材木価格の上昇はそもそも材木価格の低迷を受けて米国の生産者のみならず、米国の重要な供給元であるカナダの生産者が生産調整を行ったことで、需給がタイト化方向に傾き始めている状況だった。そこでコロナショックが発生、先行きの需要回復に...
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