QUICK Money World(マネーワールド)

個人投資の未来を共創する
QUICKの金融情報プラットフォーム

ホーム 記事・ニュース 丸井グループ(8252) 小売、フィンテック、共創・新規事業投資が三位一体となりシナジー創出へ
この記事は最終更新から1年以上経過しております。

丸井グループ(8252) 小売、フィンテック、共創・新規事業投資が三位一体となりシナジー創出へ

QUICK企業価値研究所アナリスト 永田和子(2021/12/14)

・BNPLは脅威ではなく新たな商機に
 今期始動した中計では「売らない店」、「イベントフルな店」への進化を目指す小売、会員基盤拡大や家計シェア最大化を進めるフィンテック、共創・新規事業投資が連携しシナジーを生み出す新たな三位一体ビジネスを推進。更なる企業価値拡大を目指しており、順調な進捗。「売らない店」等への進化は小売のみならず、忠誠心の高いカード会員を獲得するフィンテック、新規顧客開拓が進む共創投資先にも恩恵へ。フィンテックでも共創投資が会員基盤拡大、共感消費・応援消費などの決済需要取り込みにつながる見込み。なお、若い世代を重視する同社はBNPL(後払い)についても新たな商機とみている。

・中計営業利益目標に向け順調な推移を予想
 企業価値研究所は前回同様、フィンテックが牽引する形で24/3期連結営業利益を480億円と予想。中計目標の26/3期600億円に向け順調な推移を見込む。中計では資本最適化に向け通常の株主還元とは別に500億円の自己株取得を計画。また、24/3期までに配当性向を55%程度へ引き上げるとの方針に沿い、24/3期の年間配当を88円/株と予想。自己株取得を織り込んだEPSは20/3期から24/3期の4年間で年率8%成長、年間配当は同15%成長、24/3期ROEは10%以上となる見通し。

・リスクファクター ~コロナ長期化、BNPLの影響など

・アナリストの投資判断 ~来期PER16倍と割高感なし、年初来高値更新も視野に
 自己株取得を織り込んだ当研究所予想EPS(業績表とは異なる)に基づくPERは来期16倍、24/3期14倍と、割高感はない。19年の平均PER18倍を目安に、年初来高値の更新が視野に入る。

 

(提供:QUICK企業価値研究所)
本サイトに掲載の記事・レポートは、QUICK企業価値研究所が提供するアナリストレポートサービスの抜粋記事です。
レポートサービスは証券会社・金融機関様に対し個人投資家向け販売資料としてご提供させて頂いております。
サービスに関するご質問、資料のご請求等は以下フォームよりお問い合わせください。
※ 個人投資家の方は掲載記事(レポート)の詳細を「QUICKリサーチネット」からもご覧頂けます。
   サービスの詳細・ご利用方法はこちらをご覧ください。
※ なお、本サイト掲載記事の内容に関する個別のご質問にはお答えできかねます。ご了承ください。

著者名

永田 和子

シニアアナリスト

小売セクター、ゲーム・アミューズメントセクター担当


【プロフィール】
早稲田大学第一文学部日本史学科卒業。東京証券(現東海東京証券)入社。入社直後から調査部門でアナリスト業務(小売、繊維・紙パルプ、食品、ゲーム)に就く。03年にQBR(現QUICK企業価値研究所)へ。企業調査歴30年。


日本証券アナリスト協会 ディスクロージャー研究会 小売専門部会、広告・メディア・ゲーム部会、新興市場部会 評価実施アナリスト


銘柄名・銘柄コード・キーワードから探す

株式ランキング

コード/銘柄名 株価/前日比率
1
4,938
+6.28%
2
3,887
-1.21%
3
4107
伊勢化
26,550
+6.41%
4
5595
QPS研究
1,570
+17.07%
5
3,525
+3.52%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
1,358
+28.35%
2
5247
BTM
2,254
+21.57%
3
2,517
+18.05%
4
660
+17.85%
5
661
+17.82%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
792
-22.5%
2
194
-20.16%
3
9399
ビート
2,230
-18.31%
4
1,360
-11.11%
5
8918
ランド
8
-11.11%
コード/銘柄名 株価/前日比率
1
40,600
-2.8%
2
16,440
-0.87%
3
8,240
+0.36%
4
25,815
-1.01%
5
23,310
-1.81%
対象のクリップが削除または非公開になりました
閉じる
エラーが発生しました。お手数ですが、時間をおいて再度クリックをお願いします。
閉じる