QUICK企業価値研究所アナリスト 谷林正行(2022/05/24)
・今期予想を営業20%増益へ増額
企業価値研究所は23/3期予想営業利益を7000億円→7200億円(前期比20%増)へ増額した。会社側が公表した計画値7160億円(同19%増)よりも若干上乗せした。同社は受注状況に加え顧客の中長期的なテクノロジー・ロードマップを基に事業計画を策定しており信頼度が高いと考えられるが、22/3期実績が事前の会社計画を超過して着地したことから、当研究所では今期も計画を超過する可能性があるとみた。来期以降もSPE(半導体製造装置)を中心とした拡大が見込まれ、増収・増益が続くとみた。
・POR取得が進み21年はシェアが向上
21年の同社の主要製品の多くは世界市場シェアが拡大した。会社側ではPOR(Process of Record=顧客側ラインでの承認)獲得が貢献したとしている。POR取得には技術水準を高めていく必要がある。同社は今後も研究開発を積極的に進める考え。
・22/3期は営業87%増益
22/3期連結営業利益は5993億円。収益認識基準を変更したため、厳密には前期比較はできないが、単純に旧基準の21/3期実績と比較すると87%の増益となる。
・リスクファクター ~半導体メーカー数の減少など
・アナリストの投資判断 ~基本期的には好業績を織り込む展開を想定
当研究所では今後の株価について、株式相場全体の値動きをやや上回るパフォーマンスを見込んでいる。今年に入ってからの値動きは、株式相場全体よりも大きな変動で推移してきたが、同社および同業他社の決算発表などで好調が確認された際も値上がりしている。基本的には好業績を織り込む展開を想定している。
(提供:QUICK企業価値研究所)
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