【日経QUICKニュース(NQN)】商船三井が午後、荒い値動きとなっている。後場寄り直後は伸び悩んだが、その後断続的な買いが入り、前週末比75円(2.5%)高の2977円ときょうの高値を付けた。12時に、2023年3月期(今期)の連結純利益が前期比11%増の7900億円になるとの見通しを発表した。従来予想から900億円上方修正した。アナリスト予想のQUICKコンセンサス(25日時点、10社平均)の7663億円を上回った。いったん好材料出尽くしの売りが出たとみられるが、その後は決算内容を好感した買いが優勢になっている。
売上高は26%増の1兆6000億円と従来予想から1300億円上振れする。コンテナ船の貨物需要と賃率が4~9月期まで旺盛な状況が続いたほか、為替の円安傾向も寄与する。年間配当予想は1株あたり550円(中間300円、期末250円)と従来計画から50円引き上げた。