【日経QUICKニュース(NQN)】日本格付研究所(JCR)は20日、ソフトバンクグループ(9984、SBG)の長期発行体格付けの見通しを「ポジティブ」から「安定的」に変更したと発表した。JCRは、SBGのファンド事業での投資環境が著しく悪化し、不透明感が強いことなどを見通し変更の理由に挙げた。
一方で、保有資産の時価に対する純負債の割合を示す「負債カバー率(LTV)」を通常時に25%未満で運用するといった財務方針が堅持されるなど、財務運営に対する信頼度は高まっているとして、長期発行体格付けは「シングルAマイナス」に据え置いた。