【日経QUICKニュース(NQN)】ユーチューバーのマネジメントを手掛けるUUUMが売り気配となっている。気配値を制限値幅の下限(ストップ安水準)にあたる前週末比150円(20.0%)安の613円まで切り下げ、現時点で売買は成立していない。14日に発表した2023年5月期(今期)の連結業績予想の修正で、営業利益は前期比28~49%減の5億~7億円との見通しを発表した。従来予想(11億~13億円)から6億円の下方修正で、業績悪化を嫌気した売りが膨らんでいる。
短い尺の「ショート動画」の再生回数増加に伴い、長尺の動画の再生回数が想定を下回り、広告収益である「アドセンス」事業が低迷した。新作ゲーム「かみながしじま」の発売時期を延期したのも響く。市場では「ショート動画向けの広告単価は安いとみられ、アドセンス事業は想定以上に苦戦している印象」(国内証券のアナリスト)との声が聞かれた。