【日経QUICKニュース(NQN)】レーザーテック(6920)は7日、2024年6月期(今期)の連結純利益が前期比2%増の470億円になりそうだと発表した。脱炭素化を背景にパワー半導体分野などで積極的な投資の継続が見込まれ、先端的な半導体関連の検査装置が堅調に推移する。ただ半導体デバイスメーカーには依然投資に慎重な姿勢もみられ、前期に比べて増益率は鈍化する。
売上高は24%増の1900億円、営業利益は3%増の640億円の見通し。24年6月期の年間配当予想は183円(中間73円、期末110円)と前期比3円増やす。
これまで公表していた受注高予想は、24年6月期から非開示にするとした。短期変動が大きく、中長期的な成長トレンドを予測する指標としての信頼性が低下しているためという。受注高実績の開示は継続する。
同日発表した23年6月期の連結決算は、売上高が69%増の1528億円、純利益が86%増の461億円だった。