【QUICK Market Eyes 川口究】5月の米株式市場で主要3指数はそろって反発し、米株相場は堅調な展開となった。米連邦準備理事会(FRB)高官が利下げに慎重な見通しを示したのが重荷だった。半面、インフレの鈍化や米経済の軟化を示すデータが利下げ期待を支えた。加えて、AI(人工知能)ブームが相場上昇をけん引した。
5月に続き6月も米株式相場が最高値を更新し続ける展開に期待がもてるかもしれない。米大統領選挙年にあたる今年の6月はアノマリー(経験則)的に堅調に推移する可能性が意識される。1950年以降、過去18回あった米大統領選挙年の6月におけるS&P500種株価指数の累積リターンは平均で...
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