日銀利上げ、10月会合で「地ならし」あるか 展望リポートに注目
【日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ） 三好理穂】日銀の追加利上げ観測が息を吹き返している。日銀が「丁寧に確認していくことが必要」（植田和男総裁）と語っていた米国経済は市場が想定する以上に堅調なためだ。日銀は10月30～31日の金融政策決定会合で政策金利を維持するとみられるものの、将来の追加利上げに向けた「地ならし」を始めるかが注目されている。
10日の国内債券市場では、長期金利の指標となる新発10年物国債の利回りが一時0.955％と８月２日以来およそ２カ月ぶりの水準に上昇（価格は下落）した。９月の米雇用統計が労働市場の堅固さを映すなど米景気のソフトランディング（軟着陸）期待を背景に米金利の先高...
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