【QUICK Market Eyes 本吉亮】11月22日の東京株式市場で、コンビニ大手のセブン&アイ・ホールディングス(3382)が小幅続落となっている。カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタール(ACT)が敵対的買収は検討していないとの報道を受けて、利益確定売りが優勢となった。
22日付の日本経済新聞電子版は、ACTのアラン・ブシャール会長が7&I-HDへの買収提案を巡って敵対的買収は検討しておらず、友好的な買収を目指す意向と報じた。ACTは7&I-HDに対して約8兆円での買収を提案する一方で、7&I-HDの創業家出身の伊藤順朗副社長と創業家の資産管理会社で同社株を8%保有する伊藤興業も買収・非公開化する提案をし、事実上の対抗策をとっており、買収合戦の先行きが注目されている。