18日の米国市場で、金融テクノロジー事業を手掛けるロングフィンが急騰。228.85%高の72.38㌦で終え、一時は142.82㌦まで上昇して株価が前日比で6.4倍に達する場面があった。
ロングフィンは今月13日にナスダックに新規株式公開(IPO)を果たしたばかりの中小型株。米経済専門チャンネルのCNBCによれば、15日にブロックチェーン技術を手掛けるZiddu.comを買収したと発表して買いが殺到したという。初値(6.65㌦)からわずか4営業日で株価は10倍超となった。ロングフィンの本業は輸出入の決済のほか、人工知能(AI)を使って中小企業向けに金融サービスを提供している。ビットコインなど仮想通貨が強含む中、CNBCは「ビットコインの狂気」とテーマを囃した異常な株高に警鐘を鳴らしていた。
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