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AGC(5201) 3Q決算発表 決算スコア:-0.24

記事公開日 2024/11/1 13:00 最終更新日 2024/11/1 13:00

開示会社:AGC(5201)
開示書類:2024年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2024/11/01 13:00

<決算スコア> -0.24

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 1,534,224
前期比 +3.4% ○
営業利益(百万円) 94,012
前期比 -1.6% ●
経常利益(百万円) -74,394
前期比 -175.0% ●
純利益(百万円) -106,410
前期比 -284.9% ●

予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 2,100,000
前期比 +4.0% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +0.2% ○
営業利益(百万円) 130,000
前期比 +0.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.4% ●
経常利益(百万円) -42,000
前期比 -134.2% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -4.4% ●
純利益(百万円) -95,000
前期比 -244.4% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -2.3% ●
予想年間配当(円) 210.00


<要約>
 2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比3.4%増の1兆5342億2400万円、営業利益が同1.6%減の940億1200万円、経常損益が743億9400万円の赤字(前年同期は992億1200万円の黒字)、最終損益が1064億1000万円の赤字(前年同期は575億4000万円の黒字)だった。

 2021年2月に長期経営戦略「2030年のありたい姿」を策定した。戦略では、長期安定的な収益基盤となる「コア事業」と高成長分野である「戦略事業」を両輪として、最適な事業ポートフォリオへの転換を図り企業価値の向上を目指している。自動車用ガラスは、日本を中心に自動車生産台数が減少した結果、出荷が減少した。売上高は、為替による増収効果もあり、前年同期比504億円(3.4%)増の1兆5342億円となった。税引前純利益は、その他費用として、ロシア事業の譲渡に伴う関係会社株式売却損およびライフサイエンス(バイオ医薬品CDMO事業)に係る減損損失が発生したことから、1736億円減の744億円の損失(前年同期は税引前純利益992億円)となった。

 営業利益は、原燃材料価格が下落したものの、減収要因に加え、オートモーティブ、ライフサイエンス等でのコストの悪化により15億円(1.6%)減の940億円となった。

 化学品において、エッセンシャルケミカルズは、為替による増収効果があったものの、苛性ソーダや塩化ビニル樹脂の販売価格が下落したことから、売上高は前年同期並みとなった。パフォーマンスケミカルズは、為替の影響や販売価格の上昇により、売上高は前年同期に比べ増収となった。化学品の売上高は、前年同期比139億円(3.3%)増の4394億円となった。営業利益は、エッセンシャルケミカルズの販売価格下落の影響等により、33億円(6.8%)減の446億円となった。

 オートモーティブにおいて、自動車用ガラスは、日本を中心に自動車生産台数が減少した結果、出荷は減少したが、為替による増収効果等により、前年同期に比べ増収となった。オートモーティブの売上高は、前年同期比88億円(2.4%)増の3750億円となった。営業利益は、増収要因があったものの、北米を中心とした製造原価の悪化等により、47億円(29.3%)減の114億円となった。

 建築ガラスにおいて、欧米は、為替による増収効果はあったものの、欧州で販売価格が下落したことに加え、ロシア事業譲渡に伴う減収影響により、前年同期に比べ減収となった。アジアは、出荷が減少したことから、前年同期に比べ減収となった。建築ガラスの売上高は、前年同期比250億円(7.1%)減の3297億円となり、営業利益は129億円(48.0%)減の140億円となった。

 2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比4%増の2兆1000億円、営業利益が同0.9%増の1300億円を計画。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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