開示会社:イルグルム(3690)
開示書類:2024年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/06 15:30
<決算スコア> +0.46
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 通期
売上高(百万円) 3,636
前期比 +0.3% ○
会社予想比 -0.4% ●
営業利益(百万円) 164
前期比 -48.4% ●
会社予想比 +17.1% ○
経常利益(百万円) 162
前期比 -50.8% ●
会社予想比 +20.0% ○
純利益(百万円) 68
前期比 -65.5% ●
会社予想比 +23.6% ○
実績年間配当(円) 7.80
予想年間配当(円) -
<要約>
2024年9月期の連結業績は、売上高が前期比0.3%増の36億3600万円、営業利益が同48.4%減の1億6400万円、経常利益が同50.8%減の1億6200万円、純利益が同65.1%減の6800万円だった。
国内のインターネット広告市場については、社会のデジタル化を背景に2023年のインターネット広告費は前年比107.8%の3兆3,330億円(株式会社電通「2023年日本の広告費」)と継続的に高い成長率を維持しており、総広告費に占める割合も45.5%まで拡大している。
コマース支援事業の売上高の増加により増収となったが、利益率の高い主力サービス「アドエビス」の減収、コマース支援事業の利益率が低下し前期比で減益となったことにより、売上高増加、営業利益減少、経常利益減少、純利益減少となった。
マーケティングDX支援事業においては、インターネットにおける消費者行動を横断的に測定し、マーケティングに活用するためのクラウドサービスを提供する事業である。売上高は28億6100万円(前年同期比2.4%減) 、セグメント利益は1億5000万円(前年同期比41.0%減)となった。「アドエビス」の減収の影響によりセグメント利益は減益となったが、「Growth Step Program」や「CAPiCO」を軸としてアカウント数の増加に取り組んだ結果、アカウント数については前連結会計年度末から微増となっている。
コマース支援事業においては、EC構築のためのオープンプラットフォーム「EC-CUBE」及びEC構築・運用フェーズを軸として、集客・物流に至るまで、EC事業者が直面する課題に対して支援サービスを提供する事業である。「EC-CUBE」はフリーミアムモデルのオープンソース・パッケージとして提供しており、EC事業者のインフラ整備や売上向上に貢献する一方、「EC-CUBE」と連携する各種サービス(決済代行等)の提供事業者から決済手数料収入を得るというエコシステムを構築している。売上高は7億7800万円(前年同期比9.8%増)、セグメント利益は700万円(前年同期比88.8%減)となった。EC構築事業の増収により売上は伸長しているものの、EC構築事業に係る外注費の増加や利益率の高い決済手数料収入の減収に伴い、セグメント利益については減益となった。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
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