開示会社：三共興(8018)
開示書類：2025年３月期 第２四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時：2024/11/08 11:00

<決算スコア> -3.03

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 11,261
前期比 +13.0% ○
営業利益(百万円) 1,154
前期比 -14.1% ●
経常利益(百万円) 1,433
前期比 -18.1% ●
純利益(百万円) 1,115
前期比 -11.6% ●

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 22,000
前期比 +3.4% ○
会社予想比 -4.3% ●
営業利益(百万円) 1,900
前期比 -23.2% ●
会社予想比 -24.0% ●
経常利益(百万円) 2,700
前期比 -19.5% ●
会社予想比 -18.2% ●
純利益(百万円) 2,100
前期比 -5.7% ●
会社予想比 -4.5% ●
予想年間配当(円) 27.00


＜要約＞
　2025年3月期上期の連結業績は、売上高が前年同期比13%増の112億6100万円、営業利益が同14.2%減の11億5400万円、経常利益が同18.1%減の14億3300万円、純利益が同11.6%減の11億1500万円だった。

　繊維・アパレル業界においては、商業施設等への人流回復や円安を背景としたインバウンド需要が見られた一方で、物価上昇に伴う衣料品に対する消費マインドの低下が懸念される。

　2025年度を初年度とする3ヶ年の第2次中期経営計画「CHALLENGE NEXT100」を策定し、その基本戦略である「グローバルなブランドビジネスの拡大」「OEMビジネスモデルの変革」「積極的な成長投資」を軸に、新経営方針「共生NEXT100」の更なる深化を図り、自社の強みである経営資源を有効活用し、着実な成長を推し進めている。第2次中期経営計画の初年度である2025年3月期においては、ファッション関連事業における「DAKS」「LEONARD」ブランド事業や繊維関連事業における新規事業への成長投資など進捗させている。

　繊維関連事業においては、製品OEM事業で、受注競争が加速する中、取引先との取り組み強化に努めている。主要取引先との取引が堅調に推移し、新規取引先との開拓などもあり、増収となったが、為替の影響や人件費などの経費の増加により、利益は横ばいとなっている。生産サプライチェーン拡充の一貫として、東南アジアでの生産拡充に取り組んでおり、2024年7月に「Product Twelve」ブランドを展開する株式会社Twelveが、傘下となるなど、新規事業への取り組みを進捗させている。当事業全体の売上高は前年同期比21.3%増の57億3200万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比0.7%増の3億400万円となった。

　ファッション関連事業においては、国内で、「DAKS」「LEONARD」を百貨店などに販売する国内グループ会社において、首都圏を中心とした百貨店などにおいて、「LEONARD」の店頭販売が堅調に推移し増収となったが、前期に出店した旗艦店にかかる経費やイベント費用の増加などにより、減益となった。海外においては、「DAKS」「LEONARD」などを展開するアジア市場において、香港では前期に出店した旗艦店により増収となったが、経費の増加により減益となった。ファッション関連事業全体では、ブランド価値向上のための積極的な店舗展開やプロモーションを推し進めているため、増収となったが、出店に伴う人件費・地代家賃等の店舗経費やファッションショー等のイベント費用が増加していることなどにより、減益となった。

　不動産関連事業において、大阪の賃貸ビルをメインとして東京・横浜・神戸などの不動産に係る賃貸事業は、既存不動産の稼働率が安定的に推移し、前期に取得した物件の増収や内装工事事業の大型改装工事の受注などにより増収となったが、既存不動産への省エネ設備投資など、経費が増加したことにより、減益となった。当事業全体の売上高は前年同期比15.9%増の13億5200万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比3.5%減の3億9800万円となった。

　2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.4%増の220億円、営業利益が同23.2%減の19億円を計画。



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