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ティアック(6803) 2Q決算発表 決算スコア:-0.82

記事公開日 2024/11/8 12:00 最終更新日 2024/11/8 12:00

開示会社:ティアック(6803)
開示書類:2025年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2024/11/08 12:00

<決算スコア> -0.82

<業績データ>
発表期 2024/09
種別 2Q
売上高(百万円) 6,736
前期比 -8.1% ●
営業利益(百万円) -282
前期比 -500.0% ●
経常利益(百万円) -361
前期比 -1.1% ●
純利益(百万円) -344
前期比 +6.5% ○

予想期(通期) 2025/03
売上高(百万円) 16,000
前期比 +2.1% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 500
前期比 +12.4% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 250
前期比 +4900.0% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 200
前期比 +477.4% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 1.00


<要約>
 2025年3月期上期の連結業績は、売上収益が前年同期比8.1%減の67億3600万円、営業損益が2億8200万円の赤字(前年同期は4700万円の赤字)、経常損益が3億6100万円の赤字(前年同期は3億5700万円の赤字)、最終損益が3億4400万円の赤字(前年同期は3億6800万円の赤字)だった。

 音響機器事業のうちプレミアムオーディオ機器事業では、ESOTERICブランドにおいて、高音質、高付加価値な製品展開を推し進め、ブランド価値を高めることで、海外市場を伸ばし堅実な成長路線を目指していく。TEACブランドにおいては、中高級機のReferenceシリーズの更なる強化により、収益とブランドイメージの向上に努めていく。輸入ブランドにおいては、ブランドの持つ個性を訴求することで、ブランドの定着を強化していく。機内エンターテインメント機器、およびTASCAMブランドBtoC事業の内エントリー向け現行品の販売が低調に推移したことから、売上収益及び営業利益は前年同期と比較して減少した。

 為替相場の変動に伴い第1四半期に計上した為替差損が差益に転じたことから、親会社の所有者に帰属する中間損失は前年同期と比較して減少した。

 音響機器事業の売上収益は、48億5300万円(前年同期比8.2%減)となり、セグメント営業利益は3億3200万円(前年同期比33.0%減)となった。プレミアムオーディオ機器(ESOTERICブランド、TEACブランド)は、ESOTERICブランドにおいて、SACDプレーヤー、ネットワークプレーヤーが好調に推移した。TEACブランドにおいては、新製品のUSB DACと欧州でターンテーブルの販売が好調に推移した。輸入ブランドにおいては、各ブランドのスピーカーが好調に推移した。音楽制作・業務用オーディオ機器(TASCAMブランド)は、BtoB事業において、音響設備工事案件の需要増により主力録音再生機などの販売が好調に推移したが、前年同期に業務用ミキサーの海外での販売を開始したことによる反動減もあり、前年同期並みに推移した。

 情報機器事業において、計測機器は、データレコーダーの出荷が防衛関連向けを中心に好調に推移、生体測定装置の販売も好調だったが、センサーおよびデジタル指示計において、コアとなる半導体市場向けが需要回復の遅れにより低調だったことから、カテゴリー全体では前年同期比で減収となった。医用画像記録再生機器は、国内向けの消化器内視鏡向けレコーダーが低調な推移となったが、Full HDレコーダーは堅調に推移、フラッグシップモデルの4K手術画像記録用レコーダーも新たなOEM採用が決まるなど好調に推移し、前年同期比で増収となった。機内エンターテインメント機器は、欧州やアジア、中東におけるシステムサプライヤーとのパートナーシップ拡大により引合いが大きく増加、国内では航空業界以外の市場開拓も進んだが、機内サーバーの販売が低調に推移し、前年同期比で減収となった。

 2025年3月期の連結業績は、売上収益が前期比2.1%増の160億円、営業利益が同12.4%増の5億円を計画。

 BtoC事業は第3四半期、BtoB事業は第4四半期にそれぞれの需要期を迎えることから、売上、利益ともに下半期に偏重する傾向がある。



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【決算スコアについて】
 企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
 スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
 あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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