開示会社:東海船(9173)
開示書類:2024年12月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)
開示日時:2024/11/13 15:30
<決算スコア> +2.60
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 11,307
前期比 +11.6% ○
営業利益(百万円) 599
前期比 +256.8% ○
経常利益(百万円) 546
前期比 +275.6% ○
純利益(百万円) 300
前期比 +192.3% ○
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 14,600
前期比 +10.8% ○
会社予想比 -3.4% ●
営業利益(百万円) 480
前期比 +176.3% ○
会社予想比 +60.0% ○
経常利益(百万円) 450
前期比 +177.7% ○
会社予想比 +87.5% ○
純利益(百万円) 220
前期比 +137.9% ○
会社予想比 +22.2% ○
予想年間配当(円) -
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比11.6%増の113億700万円、営業損益が5億9900万円の黒字(前年同期は3億8200万円の赤字)、経常損益が5億4600万円の黒字(前年同期は3億1100万円の赤字)、最終損益が3億円の黒字(前年同期は3億2500万円の赤字)だった。
事業環境として、コロナ5類移行後、本年5月で1年が経過し観光需要は回復傾向にあるが、事業を営む東京諸島においては都心部に比して回復のスピードが緩慢であり、前期比では、乗船客数及び関連する大島島内のホテルやバスなどの利用客数は増加したが、コロナ禍以前との比較ではいまだ8割の水準に留まり、経営に大きな影響を与えている。運賃改定の効果や乗船客数の増加等により売上高は増加となった。黒字転換した。
海運関連事業においては、乗船客数は60万人(前期58万7千人)と増加したが、コロナ禍以前との比較ではやはり8割の水準に留まっている。貨物取扱量は、工事関連品目においてやや増加したものの、生活関連品目は減少し、全島で21万7千トン(前期22万5千トン)と微減となったが、貨物船チャーター事業が収益向上に寄与した。前期以来、厳しい状況が続いたことから、本年5月より伊豆諸島航路について27年ぶりに旅客運賃を15%、26年ぶりに貨物運賃を10%それぞれ引き上げる改定を行い、4月より旅客運賃のインターネット割引の割引率を引き下げる等で、抜本的な経営改善を図った。売上高は、100億3300万円(前年同期88億5400万円)、営業利益は8億6100万円(前年同期営業損失1億1500万円)と増収増益となり、黒字転換した。
商事料飲事業において、商事部門は、関係先と連携を密にし工事情報を積極的に収集するなど販売強化に取り組んだが、公共工事等の遅れから島しょ向けセメント販売がやや減少した。島しょ向け生活通販「ショップ東海」と島産品の全国向け販売「島ぽち」のECサイトにより、島民の皆さまの利便性向上と物流の活性化に取り組み、コンテナやワークウェア販売等の新規ビジネスにも注力している。「ショップ東海」については、外部環境の変化等を踏まえ、9月末をもってサイトを閉鎖し、収益向上に向けた体制整備を行った。料飲部門は、自販機やレストラン、売店等の委託先との連携強化に努め、東京湾納涼船の内容を充実させるなど、収益向上を図った。売上高は9億6500万円(前年同期10億1500万円)とやや減収となったが、営業利益は8600万円(前年同期8400万円)と増益となった。
大島温泉ホテル事業は、大島の豊富な海の幸の料理・高品質の源泉掛け流し温泉・露天風呂からの三原山の眺望など、「島の魅力」を前面に押し出した営業活動を行った。バリアフリー化を始め、館内外の整備を継続して行っている。大島の最大イベント「椿まつり」において観光客が回復傾向にあることから、個人向け宿泊プランを中心に集客に努め、夏季の家族旅行等の需要を取り込み、顧客のニーズの多様化に合わせた1泊朝食付プランなどにより宿泊客は増加し、客室稼働率及び客室単価は上昇し、費用面では労働生産性を意識したオペレーションを行った。売上高は2億5600万円(前年同期2億3300万円)、営業利益は2000万円(前年同期800万円)と増収増益となった。
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比10.8%増の146億円、営業利益が4億8000万円を計画。
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