開示会社:ビジョン(9416)
開示書類:2024年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/13 15:30
<決算スコア> -1.12
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 3Q
売上高(百万円) 26,111
前期比 +9.0% ○
営業利益(百万円) 4,317
前期比 +16.1% ○
経常利益(百万円) 4,373
前期比 +16.2% ○
純利益(百万円) 2,869
前期比 +14.1% ○
予想期(通期) 2024/12
売上高(百万円) 36,145
前期比 +13.6% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +0.6% ○
営業利益(百万円) 5,707
前期比 +33.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +0.1% ○
経常利益(百万円) 5,738
前期比 +32.3% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 +0.3% ○
純利益(百万円) 3,797
前期比 +25.5% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -0.1% ●
予想年間配当(円) 27.00
<要約>
2024年12月期3Qの連結業績は、売上高が前年同期比9%増の261億1100万円、営業利益が同16.1%増の43億1700万円、経常利益が同16.2%増の43億7300万円、純利益が同14.1%増の28億6900万円だった。
グローバルWiFi事業、情報通信サービス事業及びグランピング・ツーリズム事業に注力し、社会のニーズに柔軟に対応すべく努めた。新型コロナウイルス感染症の位置づけは5類感染症に引き下げられた関係上、支援業務等は現在行っていない。
グローバルWiFi事業においては、円安の追い風を受けた訪日旅行市場は活況に推移し、訪日外客数は2019年同月比では8か月連続で同月過去最高を記録する等、2019年比では110.1%の2,688万人となり、2019年の年間累計を上回る結果となった。インバウンドにおいては、訪日外国人向け日本用Wi-Fiレンタル「NINJAWiFi」と、空港カウンターで展開している自動販売機でのSIMカードの販売も順調に推移した。支援業務等の実施額を差し引いて比較した実質的な実績は、売上高約24億3000万円増(前年同期比20.1%増)、セグメント利益約9億3000万円増(前年同期比26.6%増)と前年同期を大きく上回る結果となっている。
情報通信サービス事業においては、「第177回中小企業景況調査」によると、サービスを提供する中小企業においては、全産業の業況判断DI(Diffusion Index企業の業況感や設備、雇用人員の過不足等の各種判断を指数化したもの)は2024年7~9月期は前期から1.4ポイント減と2期ぶりに低下している。中途採用を積極的に進めながら営業力強化を行った結果、OA機器と移動体通信機器販売、電気の取次事業(エコソリューション事業)が好調に推移した。将来的なアップセルやクロスセル、長期的な解約率の低減、ストック商材による継続的収入といった、ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)の最大化を図り、自社ストックサービスの拡販に努めた。売上高、セグメント利益は、前年同期を上回り、過去最高となった。
グランピング・ツーリズム事業においては、観光庁の「インバウンド消費動向調査」によると、2024年7~9月期においては、訪日外国人旅行消費額は1兆9,480億円(2019年同期比64.6%増)と推計されている。費目別に訪日外国人旅行消費額の構成比をみると、宿泊費が6,555億円(33.7%)と最も多く、2019年同期と比べると、3,023億円(3.8%)増加している。グランピング市場においても、更に期待の高まる市場であるといえる。外国人の宿泊者も増加しており、顧客単価の向上に繋がっている。
2024年12月期の連結業績は、売上高が前期比13.6%増の361億4500万円、営業利益が同33.3%増の57億700万円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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