開示会社:エンビプロH(5698)
開示書類:2025年6月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
開示日時:2024/11/13 16:00
<決算スコア> -2.94
<業績データ>
発表期 2024/09
種別 1Q
売上高(百万円) 12,259
前期比 -4.3% ●
営業利益(百万円) -133
前期比 -132.3% ●
経常利益(百万円) 41
前期比 -92.2% ●
純利益(百万円) 34
前期比 -90.5% ●
予想期(通期) 2025/06
売上高(百万円) 53,500
前期比 +2.5% ○
会社予想比 0.0%
営業利益(百万円) 1,500
前期比 +6.5% ○
会社予想比 0.0%
経常利益(百万円) 2,000
前期比 +12.2% ○
会社予想比 0.0%
純利益(百万円) 1,480
前期比 +175.6% ○
会社予想比 0.0%
予想年間配当(円) 15.00
<要約>
2025年6月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比4.3%減の122億5900万円、営業損益が1億3300万円の赤字(前年同期は4億1200万円の黒字)、経常利益が同92%減の4100万円、純利益が同90.5%減の3400万円だった。
事業領域においては、中国の景気低迷とそれに伴う鉄鋼製品余剰と輸出増、不安定なドル円相場、地政学的リスクの顕在化により先行きの不透明さは増している。鉄スクラップ価格(東京製鐵田原海上特級価格)は、当期首52,000円/tから当第1四半期連結会計期末40,000円/tまで下落、銅価格(JX金属発表銅建値)も当期首1,570円/kgから一時1,310円/kgまで下落した。短期的な金属価格下落の影響を受け、純利益は減少、売上高は減少、営業損益は赤字、経常利益は減少となった。
グローバルトレーディング事業においては、物流代行サービスにおいてはフレイト変動や輸送スペース確保難といった問題が生じる中、需給バランスを見定め適正価格でサービスを提供することで増収増益に繋がった。金属原料のトレーディング事業においては、資源循環事業と同様に原料価格下落の影響により利益が押し下げられた。鉄スクラップの分野では国内電炉メーカーと集荷ヤードの共同運営を推進していく。グローバルトレーディング事業の売上高は80億5100万円(前年同期比7.6%減)、セグメント利益は600万円(前年同期比94.8%減)となった。
資源循環事業においては、入荷数量は前年同期を上回るも、台風の影響等で海上物流が一時混乱したこともあり出荷数量は逆に前年同期を下回った。で鉄スクラップをはじめとする金属原料価格下落の影響によりセグメント利益は押し下げられた。市況の影響を受けにくい解体、プラスチック燃料化、ポリマー製品製造の収益は堅調に推移した。資源循環事業の売上高は47億9200万円(前年同期比2.5%減)、セグメント利益は8500万円(前年同期比78.2%減)となった。
リチウムイオン電池リサイクル事業においては、電池材料であるレアメタルの需給緩和が続き、相場は低い水準で推移した。市況影響を受けない委託加工を増やしたことで、リチウムイオン電池リサイクル事業の売上高は4億6500万円(前年同期比30.4%増)、セグメント利益は5000万円(前年同期比38.6%減)となった。2024年9月より茨城工場の本格稼働を開始している。
2025年6月期の連結業績は、売上高が前期比2.5%増の535億円、営業利益が同6.4%増の15億円を計画。
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