【日経QUICKニュース(NQN) 小国裕梨恵】女性の経済的地位改善に取り組む銘柄への注目が高まっている。女性が働きやすい職場作りや女性の社会進出の後押しは進むが、先進国と比べ日本はなお女性活躍で後れを取っている。環境・社会・企業統治を重視したESG投資が拡大するなか、女性活躍に先進的な取り組みをする企業の株価には上昇余地が見込まれる。 ■財務や株価パフォーマンスが優れている「なでしこ銘柄」 世界経済フォーラム(WEF)が3月31日に発表した世界各国の男女平等の度合いを表すランキング「ジェンダーギャップ指数」で、日本は2021年に156カ国中120位と先進国のなかで最低水準だった。特に「管...
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経営層の多様性は意見やアイデアに反映され、結果的に業績向上につながるとよく分かる記事でした。その場しのぎのポリコレ対策なのか、よりよい経営のためなのかで意味合いが変わります。トップの意識がどちらに向いてるかが大事と私は考えます。フェムテックでは今まで見過ごされてきた女性のイシューにようやく光が当てられてきました。しかし、成長市場と目をつけて男性が商品開発や事業経営に参入しているのを見かけます。男性主導だと、商品開発がマンスプレイニング(不正確に女性に何かについて説明したりすること)につながるリスクが高く、女性消費者からブーイングを食らうことがあります(直近ですとドイツの生理用品・ピンキーグローブの例)。単純に、フェムテック市場における女性の事業機会のパイを男性が占めてしまうことに対し、フェミニズムの観点から疑問が投げかけれれることもあります。女性だと資金調達できなかったのに、男性だとできた、といった事例もあるようです。ホワイトウォッシングが横行しないよう、市場が目を光らせる必要性も高まっていくのではないでしょうか。丁寧に情報を読み解きたい業界のひとつです。