22日の米国市場でフィラデルフィア半導体指数に連動するiシェアーズ・セミコンダクターETF(SOXX)から大規模な資金が流出した。QUICK FactSet Workstationによれば1億1200万㌦(約126億円)の資金が流出し、11月3日(1億9022万㌦)に次ぐ今年2番目の流出規模を記録した。
この日のSOXXは0.05%安で小幅に続落。ビットコインが急落する中、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)が3.21%安で続落するなど主力の半導体関連が軟調だった。SOXXは11月22日に181.88㌦で52週高値を更新していたが、ビットコインの下落が続くようだと解約売りが続くおそれもありそうだ。
<iシェアーズ・セミコンダクターETFのファンドフロー>
※QUICK FactSet Workstationより
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