QUICK資産運用研究所=西本ゆき
JPモルガン・アセット・マネジメントは、4月9日に予定していた「JPM債券インカム・ファンド」4本すべての新規設定を延期した。同社は延期の理由を「昨今の状況を鑑みて決定した」としている。新型コロナウイルスの感染拡大による市場の混乱が背景とみられる。
「JPM債券インカム・ファンド」は世界の国債や政府機関債、低格付け社債(ハイ・イールド社債)などで運用する投資信託で、決算頻度と為替ヘッジの有無が異なる4本を同時に設定する予定だった。
同社は23日に新規設定に向けた「有価証券届出書」を提出していたが、30日にこれを取り下げた。プレスリリースなどでの発表はしていない。いつまで延期するかは現在検討中という。
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