【日経QUICKニュース(NQN)】電通グループ(4324)株が反落している。10時前後から急激に売りが膨らみ一時、前日比150円(3.3%)安の4405円を付けた。東京地検特捜部が25日午前、電通などを独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で家宅捜索したことが明らかとなり、今後の業績に影響するとの警戒感から売りが出ている。
東京五輪・パラリンピックのテスト大会関連事業の入札で受注調整をしていた疑いが強まったことが理由という。特捜部は公正取引委員会と連携して、落札業者側から出向していた大会組織委員会の職員も談合に関与した疑いがあるとみて捜査する方針。