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【QUICK Money World 片岡 奈美】「お金の悩み」に直面した時に、皆さんはどう解決されていますか。漠然とした不安に駆られて書店に並ぶ「◎◎がおすすめ」とか「◎◎を知ろう」などと書かれた専門書のようなものを手に取ってみたところで、どうも一般的な話に終始してしまう、自分に合うケースがわからなかった、といったことはないでしょうか。一般論ではなく自分に合った解決策を探したい――そのような時には、ぜひお金の専門家への相談を検討されてみてはいかがでしょう。
お金の悩みを解決してくれる専門家——というと、身近なところでよく聞くのはFP(ファイナンシャルプランナー)です。お金の専門家も数多いますが、せっかく相談するのでしたら「行ってよかった」と満足したいもの。ですが、満足度は自分に合う専門家の選び方や、信頼できる相手の探し方などに大きく左右されてしまいます。この記事では、FPに相談したいがどう選べばよいのかと悩まれている方や、お金の悩みを相談できる信頼できる相手を見つけたい方に向け、あなたに合うお金の専門家の探し方などについてご紹介していきます。
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FP選びで何を基準に選ぶべきか
お金の相談ができる専門家といえば、真っ先に思いつくのがFPという方も少なくないでしょう。家計の見直しや子供の学費、老後資金の準備など、一人ひとりに合わせたファイナンシャルプランを作ってくれる有資格者です。お金のことで漠然とした悩みを抱えていらっしゃる方なら、悩みや価値観などをFPと共有しつつ、ご自身の希望に沿ったプランを作成していくお手伝いをしてくれることでしょう。そんなFPを選ぶ際のポイントを、いくつか確認しておきましょう。
ポイント1:FPもいろいろ――大きくは2種類「企業系」か「独立系」か
皆さんはFPに実はすでに出会われたことがあるかもしれません。例えば、不動産の購入を検討している際に紹介を受けたり、証券会社や銀行などの窓口で紹介されたりした経験はないでしょうか。FPはその属性で大きく2つの切り口から見ることができます。
「企業系」のFPは金融機関に勤務している方たちです。サラリーマンですから転勤や異動などがあります。どんなに気の合う相手に巡り合えたと思っても、この先ずっと長いお付き合いを続けていくのは難しいかもしれません。また金融機関を介しての相談料は無料のことがほとんどですが、最終的にはFP自身も自社の商品の販売につなげたいという意識もあるでしょう。そして、所属している企業のサービスの枠を超えた相談は難しいでしょう。
「独立系」のFPは、中立的な立場から幅広い分野の相談――例えば子どものこと、年金や老後のこと、住宅のこと、など人生に起こりうる様々な事象――に対応します。この先何十年にも及ぶ長い期間の見通しを持ちつつ、今の課題やどうすべきかなどを顧客に寄り添ってアドバイスしてくれることでしょう。FP相談そのものを商品としていますから、相談料は基本的に有料です。
ポイント2 相談分野
FPは家計に関わる金融や税制などに詳しく、住宅の購入や適切な保険での備え方、教育資金の準備など、多くの家庭で直面しがちな家計のお悩みの相談に乗り、サポートしてくれる専門家です。例えば、家計の見直しや必要な資金を準備するための資産形成、年金や社会保険、生命保険、住宅資金、介護や医療費、相続・事業承継、税金など、その相談分野は多岐にわたります。
もし相談したい内容がある程度明確になっているのでしたら、相談内容にあった専門分野に強みを持ったFPを探してみることをおすすめします。相談したい内容に関する相談実績なども公表されていれば参考にしてみてもよいかもしれません。
ポイント3 相談料
金融機関などで実施している相談会や、商品の販売などに関わっているFPなどを利用する場合は、相談料が無料のことがあります。そうではない場合はFPへの相談は有料です。
特に決まった料金体系があるわけではなく、FPそれぞれが独自に設定しています。1時間単位などの時間制や、月額・年額などの定額制など、形態もまちまちです。ライフプランの提案書の作成や、キャッシュフロー表の作成、保険の見直しなど、個別作業に別途料金を設定している場合もあります。また、FP以外の専門家への協力が必要になる場合にも別途費用がかかることでしょう。
具体的な料金については、FPへの相談を申し込む前に直接確認しておきましょう。日本FP協会の「2021年度ファイナンシャル・プランナー実態調査」によると、1時間当たりの相談料の平均は8100円で、5000~6000円未満や1万~2万円未満というケースが多いようです。
ポイント4 他の専門家とつながりがあるか
FPに相談をしながらご自身のライフプランを実現していくための課題をあぶりだしていくと、場合によっては税理士や弁護士など、他の専門家の協力が必要になることも出てくるでしょう。そのような場合にも対応できるのか、確認しておきましょう。FPからの紹介で必要な専門家へつないでもらえれば安心もできるでしょうし、ご自身で探す手間も省けます。
ポイント5 アフターフォローの充実度
FPへの相談は、その時の一度限りで終わりというものではありません。ライフステージの状況に応じて何かしらの悩みは出てくるでしょうし、一度は解決したと思っていても、よりよい改善策や課題などが見つかるかもしれません。家族構成の変化や住宅の購入などのタイミングでライフプランのあり方が変わってくることもありえます。計画通りに進められていないところはないのかなども含めて、定期的にチェックしていった方がよいものですから、ぜひ長くお付き合いのできるFPに出会いたいものです。
FPの資格や実績で確認
ひとくちに「FP」といっても属性や強みも様々ということは前述のとおりですが、実は資格も複数あります。以下では、資格や実績で信頼できるFPを見極める方法について、確認しておきましょう。
FPの資格の有無や種類
FPの資格には主にCFP資格、AFP資格、FP技能士の3つがあります。そのうちCFP資格とAFP資格は定期的な更新が必要になる民間資格、FP技能士は一度取得すればずっと有効な国家資格です。
金融市場の環境の変化や法改正などは、こまめに情報をアップデートしていく必要がありますよね。そういう面では、定期的な教育を受け資格の更新が必要になる民間資格のCFP資格・AFP資格を持つFPがおすすめです。なかでもCFP資格は国際的に通用する世界標準の資格でもあります。CFP資格をもつFPは、日本FP協会のホームページなどから検索することができます。
FPの実績を確認する
ご自身の相談目的に合致したFPを選ぶ際には、実務経験が豊富かどうかもひとつのカギになるでしょう。より安心したいと思えば、ご自身の悩みと似た分野の課題をどう解決したかという事例などを確認されてはどうでしょうか。FPによって得意分野も違いますから、専門分野は何か、どういった実績をもっているのかどうかも考慮しつつ相談先を探していきましょう。
資産運用の相談は誰にすればいい? 外してはいけないポイントを徹底解説! 今回は、資産運用の相談をする際のポイントを徹底的に紹介します。資産運用を相談する理由やメリットから専門家を選ぶ基準、相談する前にするべき大切なこと、相談時の注意点などを詳しく解説します。 |
口コミや評価の活用
昨今では世の中の多くのものについての評判や口コミを、簡単にインターネット上で確認できるようになっています。FPも例外ではありませんから、他の人がどう感じたのかを簡単に調べることはできます。例えば検索サイトで『ファイナンシャルプランナー 名前(あるいは事務所名) 口コミ』などと打ち込めば、良いものも悪いものも様々な口コミを目にすることができるでしょう。もっとも、口コミや評判というものは、相談相手との相性など個人の感じ方が評価を大きく左右してしまうものです。あくまでもひとつの利用者の感想として参考にする程度にとどめておきましょう。
FPとの相談で気をつけるべき点
相談してみたいと思えるFPを見つけたら、いよいよ相談を申し込むことになります。相談料などの費用面での疑問などを解消し、初回の面談日時などを決めていくことになるでしょう。より良い相談にするために、もう一押し、事前に心積もりしておいて欲しいことがあります。
自分の希望や状況を、うまく伝える準備をする
大まかな内容でも大丈夫です。何に悩んでいるのか、FPになるべく寄り添った相談にしてもらうためにも、ご自身の希望や状況をなるべく的確に伝えられるように備えましょう。例えば、将来のお金が不安というのなら、今の収支状況や資産の状況などはあらかじめ確認しておきましょう。FPとスムーズに情報を共有できるようにしておけば、課題解決までの時間も短縮でき、より有意義な相談になるのではないでしょうか。
信頼関係を築ける相手かどうか見極めよう
この先、長く付き合える相談相手と一度で出会えればよいのですが、実際に相談してみると何だか期待していたものと違うといった違和感を持たれることもあるかもしれません。そのような時には別のFPへの相談も検討してみましょう。この先の人生でお金に関するわからないこと、不安なことがあった時、その都度気軽に相談できる相手を探すのに遠慮はいらないでしょう。背伸びをせずとも付き合える、あなたに合ったあなただけのプランを提案してくれるFPにぜひ出会いたいものです。
FPとIFAの違い
皆さんは「IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)」という職種を聞かれたことはないでしょうか。まだ日本ではなじみは薄いのですが、IFAはFPと同じく人生のお金に関するアドバイスをしてくれる、お金の専門家です。どちらもライフプランの相談にも資産運用の相談にもお金のプロとして応じることができますからとてもよく似ています。
もし、相談の先に求めるものが、資産運用で取り組みたい具体的な金融商品の案内や販売をしてもらいたいということであれば、IFAの方がおすすめです。IFAは「金融商品仲介業者」として登録をしている人たちですから、より具体的なアドバイスをしたうえで、商品の売買などの取引までサポートをすることができるからです。
FPはもちろん、ここまでご紹介してきたようにお金に関する課題を解決するプロですから、皆さん一人ひとりの家計のお悩みに応じたライフプランの作成と、それをかなえるための収支の見直しや資産形成の仕方など、総合的なアドバイスをしてくれます。ただ、もし具体的な金融商品の紹介や取引までサポートを受けたいとなるとFPの資格のみでは扱えないケースが出てきてしまうのです。
また、IFAは中立的な立場から顧客のお金の相談にのってくれるのも特徴です。特定の金融機関に縛られない幅広な知見からアドバイスをしてくれる専門家として、昨今関心が高まっています。ご興味があればIFAへの相談も検討されてみてはいかがでしょうか。
FPに相談できることは?準備は必要?IFAやRIAとの違いも解説 FPは、人それぞれのお金の悩みを一緒に考え、解決に導いてくれるお金の専門家です。今回はそんなFPについて、FPの役割や具体的なサービス内容、FP相談のメリットや相談時の注意点などを詳しく紹介します。 |
まとめ
大切なご自身のお金の相談をする専門家を探していくことは、よりよい人生を歩むためのライフプランの作成や資産形成の方法を知るための大切な一歩です。FPやIFAなどの専門家を選ぶ際には、資格や実績をしっかりと確認し、信頼できる相手に出会うことが重要です。そして相談の際には自分の希望や置かれた状況を的確に伝え、お互いの信頼関係を深めつつ有意義な相談ができるよう努めていきたいものです。
どのような専門家を探せばよいのか、どうやって探せばよいのかと悩まれた際には、ご自身が最終的にどういったアドバイスを求めているのか、その先にどのようなフォローを受けていきたいのかといった点を検討してみると良いかもしれません。
資産形成や将来設計に関するアドバイスを受けるなら、FPとの相談はとても意義のあるものになるでしょう。ただ、相談したい内容が「長期的な投資」など具体的な資産運用に関するものであれば、IFAの方がより力になってくれることでしょう。一般的な概要の話に終始せず、個別に顧客にあう商品をも提案し、売買の仲介までもサポートしてくれるからです。
IFAを探されるなら、ひとりひとりの悩みにあった、信頼できるアドバイザーを探せるIFA検索サービス「資産運用ナビ」を活用してみてはいかがでしょうか。全国のIFAがデータベース化されているため、お住まいの地域や相談したい内容などから、自分に合ったIFAを選ぶことができます。この記事を参考に、人生の夢や目標を実現できるような未来に向けて、新たな第一歩を踏み出していきましょう。