金融経済教育を「受けたことがある」と回答した人に初めて受講した時期を聞いたところ、「30歳以降」(29.5%)が最も多かった。「学校卒業後30歳まで」(16.2%)、「定年が近づいたら」(9.5%)と合わせると、学校を卒業してからの受講が半分以上を占める。学生のうちに受講した人の割合は34.1%にとどまった。
一方、金融経済教育はいつごろまでに受け始めるべきかを全回答者(5075人)に聞いてみると、具体的な時期では「高校」(18.4%)、「中学校」(12.6%)、「小学校まで」(10.0%)、「専門学校・大学・大学院」(7.5%)の順に多かった。これらを合わせると、学生のうちに受講すべきと回答した割合が48.5%と半分近くを占める。実際の受講状況とはギャップがあり、今後はこの隔たりを埋める取り組みが必要になりそうだ。
なお、受け始めるべき時期については、「わからない」が25.9%にのぼり、「金融経済教育は必要ない」の回答も11.9%あった。
金融経済教育を受ける場合に、どのような形式なら学びやすいか聞いたところ、1位が「オンラインセミナー」(26.3%)、2位が「学校での授業」(25.5%)、3位が「動画サイト」(20.5%)だった。
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