【日経QUICKニュース(NQN)】米アマゾン・ドット・コムのクラウドサービス部門、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は2月26日、メキシコでの自社のクラウドインフラ新設に向け今後15年間で50億ドル(約7500億円)を投じる計画を発表した。南米で増加傾向にあるクラウド需要を取り込むのが狙い。
2025年上期までにメキシコにサービス提供の拠点とされる「リージョン」(広域データセンター群)を立ち上げる。現地顧客は自身のデータをリージョンに保存できるようになり、情報処理能力の高速化につながるという。AWSはリージョンの設立によってメキシコでの人工知能(AI)利用の普及やデジタルトランスフォーメーション(DX)への移行を促し、雇用創出など経済の活性化につながると説明した。