新興運用会社のfundnote(ファンドノート、東京・港)が13日に新規設定した「fundnoteIPOクロスオーバーファンド<愛称:匠(たくみ)のファンド あけぼの>」は、当初設定額が6.46億円だった。未上場株を一部に組み入れる日本株ファンドで、同社が手掛ける国内公募投資信託の第一弾。自社サイトでの募集と営業員による対面のみで直販する。
日本の未上場株を投資対象に含む公募投信の立ち上げは、新興の運用会社では初めて。大手では、野村アセットマネジメントが9月2日に運用を始めた「野村日本新鋭成長株ファンド」の当初設定額が477億円(設定当日に新規の申し込み受付停止)、レオス・キャピタルワークスが同12日に新規設定した「ひふみクロスオーバーpro」が83億円を集めた。それぞれ12月12日時点の純資産総額(残高)は457億円と156億円。
ファンドノートの「匠のファンド あけぼの」は、国内の上場後5年以内の中小型株と、未上場株のうち2年以内に上場が見込まれる銘柄を主な投資対象とする。同じチームで上場株と未上場株の両方を一体的に運用するのが最大の特徴。今後1、2年かけて未上場株の組み入れを6~10社まで増やしていく。未上場株の組み入れ比率は全体の7~9%程度になる見込み。
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