QUICK資産運用研究所は2024年11月15~30日、全国の18~74歳を対象に「個人の資産形成に関する意識調査」を実施した。同調査は今回で9回目。集計結果はQUICKサービスを通じて順次配信していく。 |
■利用して「よかった」が合計73.0%
新NISA(少額投資非課税制度)を利用してよかったと思うか利用者(1571人)に聞いたところ、「よかった」「どちらかといえばよかった」の合計が73.0%にのぼった。「よくなかった」「どちらかといえばよくなかった」の合計は2.8%にとどまり、「どちらともいえない」は24.2%だった。
■よくなかった理由トップは「運用損失」
よかった理由では、「非課税で資産運用ができているから」が71.6%で断トツ。「預貯金より資産を増やせそうだから」(41.5%)、「資産を増やすことができたから」(41.0%)などが挙がった。
一方、よくなかった理由は「運用損失で資産が減ってしまったから」(22.7%)が最も多い。「購入したい商品が買えないから」(15.9%)、「期待したほど資産が増えなかったから」(11.4%)、「自由に使えるお金が減ったから」(11.4%)といった理由が並んだ。
<調査概要> 調査期間 2024年11月15日(金)~30日(土) 調査対象 全国の18~74歳の個人 国勢調査の結果に準じて性別×年代別×地域別(8区分)の構成比率を原則割り付け 回答者数 5075人 調査方法 インターネット調査 調査会社 日経リサーチ 【新NISA利用の有無】「あなたは新NISAを利用していますか(本人名義のみ)」との質問に対する回答で区分 ・新NISA利用者 :「成長投資枠のみ利用している」「つみたて投資枠のみ利用している」「成長投資枠・つみたて投資枠ともに利用している」のいずれかを選択 ・新NISA未利用者 :「新NISA口座を開設したが、利用していない」「新NISA口座を開設していない」のいずれかを選択 ・不明 :「わからない」を選択 |
=⑧に続く
※「個人の資産形成に関する意識調査」を引用する場合、出所を「QUICK資産運用研究所」と明示してください。
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日経電子版(2024/12/25):新NISAの利用者、7割超が運用益確保(QUICK資産運用研究所調査)