QUICK資産運用研究所は2024年11月15~30日、全国の18~74歳を対象に「個人の資産形成に関する意識調査」を実施した。同調査は今回で9回目。集計結果はQUICKサービスを通じて順次配信していく。 |
新NISA(少額投資非課税制度)を利用していない2904人にその理由をきくと、「制度内容がよくわからないから」が25.3%で最多。「損をしたくないから」(21.8%)、「投資に回すお金がないから」(21.8%)が続いた。「特に理由はない」との回答も24.8%あった。
利用していない人は新NISAについて自ら情報収集に動くことには消極的な傾向があり、制度の内容や手続き、使い方などをどのように周知していくかが今後の課題となりそうだ。
■「利用する予定はない」が4割超
新NISAを利用していない人に今後の利用意向を聞いたところ、「利用する予定はない」が42.6%、「まだわからない・未定・その他」が35.3%を占めた。「利用するか迷っている」は15.3%で、「利用する予定」と前向きな人は6.8%にとどまった。
<調査概要> 調査期間 2024年11月15日(金)~30日(土) 調査対象 全国の18~74歳の個人 国勢調査の結果に準じて性別×年代別×地域別(8区分)の構成比率を原則割り付け 回答者数 5075人 調査方法 インターネット調査 調査会社 日経リサーチ ◇本調査における回答者の区分 【新NISA利用の有無】「あなたは新NISAを利用していますか(本人名義のみ)」との質問に対する回答で区分 ・新NISA利用者 :「成長投資枠のみ利用している」「つみたて投資枠のみ利用している」「成長投資枠・つみたて投資枠ともに利用している」のいずれかを選択 ・新NISA未利用者 :「新NISA口座を開設したが、利用していない」「新NISA口座を開設していない」のいずれかを選択 ・不明 :「わからない」を選択 |
=⑨に続く
※「個人の資産形成に関する意識調査」を引用する場合、出所を「QUICK資産運用研究所」と明示してください。
<関連ニュース>
日経電子版(2024/12/25):新NISAの利用者、7割超が運用益確保(QUICK資産運用研究所調査)