QUICK資産運用研究所は2024年11月15~30日、全国の18~74歳を対象に「個人の資産形成に関する意識調査」を実施した。同調査は今回で9回目。集計結果はQUICKサービスを通じて順次配信していく。 |
■リスク資産の保有割合が上昇
新しいNISA(少額投資非課税制度)をきっかけに、預貯金以外の金融商品に資金を振り向ける人が一段と増えている。QUICK資産運用研究所が実施した2024年の「個人の資産形成に関する意識調査」によると、元本保証がない金融商品(リスク資産)を保有している人の割合は35.8%となり、同じ質問内容で比較可能な19年調査以降の最高を更新した。上昇は2年ぶりで、前回調査を2.6ポイント上回った。
■60代と18~29歳は過去最高
年代別でもすべての年代で保有割合が前年と比べて増加した。保有割合の1位は60代(40.6%)、2位は70~74歳(40.3%)、3位は40代(36.9%)だった。前回調査から伸びが大きかったのは、60代(4.7ポイント上昇)と18~29歳(4.5ポイント上昇)。どちらも19年調査以降で最高を更新した。
<調査概要> 調査期間 2024年11月15日(金)~30日(土) 調査対象 全国の18~74歳の個人 国勢調査の結果に準じて性別×年代別×地域別(8区分)の構成比率を原則割り付け 回答者数 5075人 調査方法 インターネット調査 調査会社 日経リサーチ |
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※「個人の資産形成に関する意識調査」を引用する場合、出所を「QUICK資産運用研究所」と明示してください。
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