開示会社:ニデック(6594)
開示書類:2025年3月期第決算短信〔IFRS〕(連結)
開示日時:2025/04/24 15:30
<決算スコア> +0.86
<業績データ>
発表期 2025/03
種別 通期
売上高(百万円) 2,607,094
前期比 +11.1% ○
会社予想比 +4.3% ○
QUICKコンセンサス比 +1.3% ○
営業利益(百万円) 240,200
前期比 +48.4% ○
会社予想比 +0.1% ○
QUICKコンセンサス比 +0.3% ○
経常利益(百万円) 236,528
前期比 +17.3% ○
会社予想比 -5.4% ●
QUICKコンセンサス比 -4.1% ●
純利益(百万円) 167,688
前期比 +34.7% ○
会社予想比 -9.4% ●
QUICKコンセンサス比 -8.8% ●
予想期(通期) 2026/03
売上高(百万円) 2,600,000
前期比 -0.3% ●
QUICKコンセンサス比 -4.4% ●
営業利益(百万円) 260,000
前期比 +8.2% ○
QUICKコンセンサス比 -2.6% ●
経常利益(百万円) 270,000
前期比 +14.2% ○
QUICKコンセンサス比 -1.1% ●
純利益(百万円) 200,000
前期比 +19.3% ○
QUICKコンセンサス比 -1.6% ●
予想年間配当(円) 42.50
予想期(半期) 2025/09
売上高(百万円) 1,280,000
前期比 -1.1% ●
営業利益(百万円) 120,000
前期比 -0.8% ●
QUICKコンセンサス比 -6.2% ●
経常利益(百万円) 125,000
前期比 +24.8% ○
純利益(百万円) 92,000
前期比 +21.7% ○
予想中間配当(円) 20.00
<要約>
2025年3月期の連結業績は、売上高が前期比11.1%増の2兆6070億9400万円、営業利益が同48.4%増の2402億円、経常利益が同17.3%増の2365億2800万円、純利益が同34.7%増の1676億8800万円だった。
新経営体制の下、グループ一丸となってスリー新(新市場、新製品、新顧客)活動を強化した結果、売上高、営業利益、税引前当期利益、当期利益のいずれにおいても過去最高を更新した。各事業分野・市場において順調に推移し、精密小型モータではニアライン用途を中心にHDD用モータが回復したことやAIデータセンター向け水冷モジュールをはじめとする新分野での売上高が増加した。営業利益は、増収による影響に加え、家電・商業・産業用及び機器装置において拠点統廃合・生産体制集約等の効果が徐々に現れ始め、EVトラクションモータ関連事業においてニデックPSAイーモーターズの量産化進展に伴い収益性を改善したこと等を主因に、直前四半期比20.6%増益の654億4700万円となり、過去最高を更新した。
精密小型モータにおいて、売上高は前期比17.4%増収の4878億8900万円となった。HDD用モータの売上高は、ニアライン用途を中心とした高付加価値ゾーンでの増加を主因に、前期比41.9%増収の1002億1900万円となった。小型モータの売上高は、AIデータセンター向け水冷モジュールをはじめとする新分野での売上高が増加した結果、前期比12.3%増収の3876億7000万円となった。営業利益は、増収の影響に加えて、ニアライン向けHDDモータやAIデータセンター向け水冷モジュールをはじめとする製品構成良化の影響も含め、前期比55.8%増益の583億7000万円となった。売上高は直前四半期比4.9%減収の1196億円となった。HDD用モータの売上高は、直前四半期比3.8%減収の252億4500万円となり、その他小型モータは直前四半期比5.1%減収の943億5500万円となった。
車載において、営業利益は、車載オーガニック(既存事業)において、欧州市場の冷え込みに加え、家電産業事業本部(ACIM)のもとで抜本的な改善対策に着手したこと、EVトラクションモータ関連事業においては、量産化途上にあるニデックPSAイーモーターズを新規連結化した影響、中国市場での収益性最優先への戦略転換に伴う構造改革の効果に加え、継続的に原価低減や固定費の削減を粘り強く実施した結果、前期比575億70百万増益の263億7800万円となった。営業利益は、車載オーガニック(既存事業)において、欧州市場の冷え込みが続く中、家電産業事業本部(ACIM)のもとで抜本的な改善対策を推進したこと、EVトラクションモータ関連事業においては、ニデックPSAイーモーターズの量産化進展に伴う収益性の改善等により、直前四半期比50.4%増益の40億8800万円となった。
家電・商業・産業用において、売上高は、データセンターの非常用電源向け発電機やグリーンイノベーションの進展に伴うバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)や社会インフラ更新に伴う大型モータの需要が拡大しており、前期比8.9%増収の1兆519億3600万円となった。営業利益は、収益性の改善を目指して欧州を中心とする分散拠点の合理化や生産体制の集約等を進めた結果、先行して一時的なコスト負担が発生したものの、発電機やバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)をはじめエネルギー分野の拡大に伴う製品構成の良化や為替の影響も含め前期比4.3%増益の1197億9100万円となった。売上高は、直前四半期における空調関連製品の季節的要因による一時的な減収からの回復を主因に、直前四半期比4.9%増収の2722億7700万円となった。
2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比0.3%減の2兆6000億円、営業利益が同8.2%増の2600億円を計画。
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【決算スコアについて】
企業の発表する決算や業績予想修正が、どの程度株価にインパクトを及ぼすかを統計的に算出した参考指標です。
スコア算出にあたっては、発表内容を(1)前の期の実績(2)直近の会社予想(3)市場予想(QUICKコンセンサス)--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。
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