開示会社：中外薬(4519)
開示書類：2025年12月期 第１四半期決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）
開示日時：2025/04/24 17:00

<決算スコア> +2.11

<業績データ>
発表期 2025/03
種別 1Q
売上高(百万円) 288,459
前期比 +21.7% ○
営業利益(百万円) 136,651
前期比 +36.8% ○
純利益(百万円) 97,234
前期比 +30.7% ○

予想期(通期) 2025/12
予想年間配当(円) 250.00


＜要約＞
　2025年12月期1Qの連結業績は、売上収益が前年同期比21.7%増の2884億5900万円、営業利益が同36.8%増の1366億5100万円、純利益が同30.7%増の972億3400万円だった。

　売上収益は、その他の売上収益が減少したものの、製商品売上高が増加し、2885億円(前年同期比21.8%増)となった。国内製商品売上高は、新製品のフェスゴ、ピアスカイ、主力品のバビースモが好調に推移した一方、薬価改定や後発品浸透の影響を受けたことにより前年同期並みとなった。海外製商品売上高は、ロシュ向けのヘムライブラ及びアクテムラ輸出が大幅に増加し、前年同期を大きく上回った。売上収益は、ヘムライブラに関する収入が増加したものの、一時金収入の減少等により287億円(11.7%減)となった。製商品原価率は、製品別売上構成比の変化等により33.7%と前年同期比で1.8ポイント改善した。国内製商品売上高は、新製品及び主力品が伸長したものの、薬価改定や後発品浸透等の影響により、1030億円(前年同期比0.2%減)となった。

　がん領域において、抗悪性腫瘍剤/抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体「RG7446」は、2025年2月に、切除不能な胞巣状軟部肉腫に対する適応拡大の承認を取得した。抗悪性腫瘍剤/抗PD-L1ヒト化モノクローナル抗体「RG7446」は、第Ⅲ相国際共同治験「CONTACT-02試験」の結果に鑑み、前立腺がん(二次治療)(カボザンチニブ併用)を対象とする国内における開発を中止した。これまで実施された臨床試験結果に鑑み、早期乳がん(周術期)を対象とする開発を中止した。抗TIGITヒトモノクローナル抗体「RG6058」は、第Ⅲ相国際共同治験「SKYSCRAPER-01試験」の結果に鑑み、非小細胞肺がん(一次治療)(RG7446との併用)を対象とする開発を中止した。

　免疫疾患領域において、免疫抑制剤「セルセプト」は、2025年3月に、難治性のネフローゼ症候群(頻回再発型あるいはステロイド依存性を示す場合)を対象として公知申請を行った。



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【決算スコアについて】
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　スコア算出にあたっては、発表内容を（１）前の期の実績（２）直近の会社予想（３）市場予想（QUICKコンセンサス）--との比較で分類してパターン化。類似パターンの発表時に過去、株価がどう反応したかを分析して算出しました。算出モデルには移動平均かい離率も投入し、発表前の株価の織り込み度合いも考慮しています。
　あくまで過去データに基づく統計的な値であり、個別事象の予測を目的としたものではありませんので、ご注意ください。


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