開示会社：大塚ＨＤ(4578)
開示書類：2025年12月期　第１四半期決算短信〔ＩＦＲＳ〕（連結）
開示日時：2025/04/30 13:30

<決算スコア> +0.42

<業績データ>
発表期 2025/03
種別 1Q
売上高(百万円) 582,840
前期比 +12.2% ○
営業利益(百万円) 124,420
前期比 +35.2% ○
純利益(百万円) 84,997
前期比 +9.8% ○

予想期(通期) 2025/12
売上高(百万円) 2,380,000
前期比 +2.2% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.8% ●
営業利益(百万円) 375,000
前期比 +15.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -3.8% ●
純利益(百万円) 275,000
前期比 -19.9% ●
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -6.8% ●
予想年間配当(円) 120.00

予想期(半期) 2025/06
売上高(百万円) 1,174,000
前期比 +5.9% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -1.4% ●
営業利益(百万円) 200,000
前期比 +58.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -10.7% ●
純利益(百万円) 147,000
前期比 +36.4% ○
会社予想比 0.0%
QUICKコンセンサス比 -10.9% ●
予想中間配当(円) 60.00


＜要約＞
　2025年12月期1Qの連結業績は、売上収益が前年同期比12.2%増の5828億4000万円、営業利益が同35.2%増の1244億2000万円、純利益が同9.8%増の849億9700万円だった。

　経常的な収益力を示す指標として事業利益を採用している。売上収益は、医療関連事業及びニュートラシューティカルズ関連事業を中心に増加し、増加となった。研究開発費投資前事業利益は、2013億3000万円(24.8%増)となった。主な要因は、医療関連事業及びニュートラシューティカルズ関連事業の増収を受け売上総利益が増加したことなどによる。研究開発費は、783億8200万円(8.3%増)となった。順調な売上成長により、事業利益は1229億4700万円(38.2%増)と大幅な増益となった。研究開発費は、783億8200万円である。

　主要製品において、米国では、アルツハイマー型認知症に伴うアジテーションに関する疾患啓発活動並びに情報提供活動の強化により処方数が伸長し、大幅増収となった。日本では、統合失調症の効能に加え、2023年12月にうつ病・うつ状態の効能の承認を取得、2024年9月にアルツハイマー型認知症に伴うアジテーションの効能の承認を取得し、情報提供活動の強化により新規処方数が伸長し、大幅増収となった。米国では、大腸がんベバシズマブ併用療法がNCCNガイドラインで推奨され、処方数が伸長しているが、昨年度末における一時的な出荷量増加の影響により減収となった。売上収益は1313億5500万円(前年同四半期比4.1%増)、販売促進費の増加により、事業利益は150億3100万円(10.9%減)となった。

　社会課題別カテゴリーにおいて、欧州を中心に健康食品を展開するニュートリションエサンテ社ブランドは、「ジェルブレ」等の主力製品の成長等により、増収となった。北米においては、積極的なプロモーション活動を展開した結果、泌尿器系健康分野をサポートする「ユコラ」、複合化する女性のニーズをサポートする「ボナファイド」が広く認知され、売上収益は増加した。日本では、女性の健康に関するセミナーの開催等、幅広い情報提供により「エクエル」の認知が進み、売上収益は増加した。売上収益は73億8500万円(前年同四半期比1.5%増)、事業利益は持分法投資利益の貢献等により47億7700万円(11.0%増)となった。機能化学品分野は、自動車市場やスマートフォン市場の回復を受け、売上収益は微増となった。運輸・倉庫分野は、貨物輸送の効率化を進めた結果、売上収益は前年同四半期並となった。

　医療関連事業においては、精神・神経領域、がん領域を重点領域とし、循環器・腎領域等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めている。医療関連事業における研究開発費は、740億8100万円である。

　2025年12月期の連結業績は、売上収益が前期比2.2%増の2兆3800億円、営業利益が同15.9%増の3750億円を計画。



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