QUICKコメントチーム=片平正二、写真=Mario Tama/Getty Images
16日の米国市場で米検索大手グーグルの親会社であるアルファベットが続伸し、0.86%高の1451.99ドルで終えた。米中の貿易協議のフェーズ1署名式後に強い相場が続く中、主力ハイテク株が買われる中でアルファベットも堅調だった。
米経済専門チャンネルのCNBCなどによれば、この日に時価総額は1兆ドルを超えた。アップルが2018年に米企業で初めて1兆ドルを超えた後、マイクロソフト、アマゾン・ドット・コムに続いて4社目の1兆ドル超え銘柄となった。
16日終値ベースの時価総額は、アップルが1兆3820億ドル(約152兆円)、マイクロソフトが1兆2676億ドル(約139兆円)、アマゾンが9310億ドル(約102兆円)。約110兆円のアルファベットを含むビッグ4の合計は503兆円と、東証1部の653兆円の7割を軽くうわまわる。
QUICK FactSet Workstationによれば、アルファベットを担当している46社のアナリストの目標株価の平均値は1505.44ドル。もう一段の上昇が期待されている状況だ。
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