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【株主優待】日本KFCが商品券を増額、メディカル・データ・ビジョンは優待廃止→配当・自社株買いへ

記事公開日 2020/2/17 10:37 最終更新日 2020/8/20 15:23

 QUICKのプロ向けコメントサービス「QUICK Market Eyes」が2月10~14日に配信した、株主優待の制度変更などを受けた株価の反応の記事をまとめました。

セガサミーホールディングス― 小じっかり 優待に長期保有優遇など新設更新日時:2020/02/14 10:41)

 ゲームソフトや遊戯機器のセガサミーホールディングス(6460)13日に株主優待制度の変更を発表した。3000株以上を保有する株主のうち、2年以上継続保有する株主を対象に優待内容を拡充し、ホテル宿泊券を保有株数に応じて贈呈する。また2万株以上を保有する株主を対象とした区分も新設する。なお、2万株以上を保有する株主には保有期間の区分は設けず、優待を実施する。

 また100株以上を保有する株主すべてを対象に社会貢献制度も導入し、未使用の優待券を返送した場合につき1人あたり1000円を社会貢献活動に寄付する。

トリドールホールディングス― 急伸 株式分割発表、4~12月期の営業利益は通期計画を超過達成(更新日時:2020/02/14 10:31)

 「丸亀製麺」を展開するトリドールホールディングス(3397)が急伸。13日に1株を2株に分割する株式分割を発表し、流動性向上への連想から短期資金の買いが集まった。一時上昇率は9%超に達した。

 分割の基準日は3月末で、分割に伴い株主優待も微調整した。分割後に100株以上を保有する株主も優待の対象とし、100円の割引券30枚(3000円相当)を贈呈する。分割前に100株以上を保有する株主の優待内容は実質的に変更しない。20年9月末時点を基準日とする優待から適用する。

 同日発表した19年4~12月期の連結決算(国際会計基準)は、営業利益が前年同期比25%増の73億円と、20年3月期予想(66億円)を超過達成していることも買い安心感につながったもよう。新規出店の拡大が寄与し、増収増益を確保した。なお、一時的な損益影響を除いた事業利益ベースでの進捗率は86%に達している。

※トリドールホールディングスの株主優待

※トリドールホールディングスの株主優待

エスクリ― 軟調 4~12月期の利益成長鈍化が重荷 台風影響で挙式延期も(更新日時:2020/02/13 11:05)

 結婚式場運営のエスクリ(2196)が軟調。朝方に一時約7%安まで売り込まれる場面があった。12日に発表した2019年4~12月期の連結決算で、営業利益の前年同期比の増益率が4%増と、4~9月期(同98%増)から大きく鈍化したことが失望売りにつながったようだ。

 据え置いた20年3月期の通期予想に対する進捗率は、営業利益がわずかに過去平均を上回る一方、売上高は下回った。台風19号の影響で一部挙式日程が20年1~3月期以降に延期になったケースが出たようだ。結婚式の受注件数は減った一方、受注残は増加した。また結婚式の利益率は高まっており、4~12月期の売上高営業利益率は8.2%と、前年同期(7.7%)から上昇している。

 同日、株主優待制度の変更も発表した。これまで年2回、3月末と9月末を基準日に一律100株以上を保有する株主に同内容の優待を実施してきたが、300株以上、500株以上、1000株以上の保有区分を新たに設け、300株以上を保有する株主には同社のネットショップで使えるクーポン券を追加贈呈する。20年3月末を基準日とする株主優待から適用する。

※エスクリの株主優待

※エスクリの株主優待

日本KFCホールディングス― 今期業績予想を上方修正 ケンタの売り上げ好調(更新日時:2020/02/13 07:25)

 日本KFCホールディングス(9873、2部)は12日大引け後、2020年3月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前期比2.1倍の46億円と、従来予想から31億円上振れる。主力の「ケンタッキーフライドチキン」でセットメニューの強化などが奏功し、売り上げが伸びている。

 同日、株主優待制度の一部変更も発表。3年以上継続して株式を保有する長期保有者を対象に贈呈する商品券の金額を増額する。100株以上、300株未満を保有する場合、従来は500円相当の商品券だったが、1000円相当に増額する。

※日本KFCホールディングスの株主優待

※日本KFCホールディングスの株主優待

フーバーブレイン― 株主優待を新設、100株以上で一律クオカード1000円(更新日時:2020/02/13 07:25)

 セキュリティーシステムのフーバーブレイン(3927、マザーズ)は12日大引け後、株主優待制度を新設すると発表した。3月末時点で100株(1単元)以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円を贈呈する。20年3月末時点の株主から適用する。

 同日発表した2019年4~12月期の単独決算は、営業損益が4600万円の赤字(前年同期は800万円の黒字)だった。システム販売の好調で増収を確保したものの、人員増に伴うコスト増が響いた。

 20年1月の売上高(速報値)は前年同月比19.6%減の8500万円だった。19年4月からの累計期間では前年同期比17.3%増の8億5500万円だった。

メディカル・データ・ビジョン― 一時16%高 配当と自社株買いに還元方針を転換、優待は廃止(更新日時:2020/02/12 10:12)

 診療データなどを活用した病院の経営支援を手掛けるメディカル・データ・ビジョン(3902)が急伸。一時上昇率は16%に達した。東証1部の値上がり率ランキングで現在上位となっている。10日に株主還元の方針変更を発表した。これまで実施してこなかった配当を実施し、機動的に自社株買いも行うと明らかにしたことが好感されている。併せて6億円を上限とする自己株式の取得枠設定を発表しており、買いが集まった。

 これまでは内部留保を重視してきたが、安定的な配当実施が可能な経営環境になったと判断したという。配当性向は20%以上程度をめどとする。最初の配当は2020年12月期に実施する予定で、3円を予定している。また公平な利益還元の観点から配当と自社株買いによる還元に切り替えるため、株主優待制度は19年12月末時点を基準日とする優待を最後に廃止する。

 同日発表した20年12月期の連結業績予想は増収増益の見通しとなったことも買い安心感につながっている。営業利益は前期比11%増の9億円となる見通し。引き続き病院の経営支援サービスの拡大が見込まれるもよう。

セレスポ― 売り気配  株主優待の廃止を嫌気(更新日時:2020/02/12 10:15)

 イベントの企画・運営を手がけるセレスポ(9625)が売り気配。今期業績上方修正および期末配当の大幅上方修正を発表したが、株主優待の廃止を嫌気した売りが出たようだ。

 セレスポは10日、2020年3月期業績予想の上方修正を発表した。売上高は従来予想の132億円から170億円、営業利益は6億円から11億円、純利益は3億9000万円から7億1000万円に引き上げた。国際的スポーツ大会などの受注で単価が大きく上昇し、これに伴う原価率に大きな変動はなかったことから、売上利益ともに大幅な上方修正となった。業績好調を踏まえ、期末一括配当を従来の普通配43円から60円(普通配44円、特別配16円)に引き上げた。

 なお、株主に対する公平な利益還元に鑑みて配当による直接的な利益還元を行うことが適切と判断し、スポーツ競技大会や公演などが抽選で当たる現行の株主優待は廃止を決定。株主優待の財源をそのまま特別配当として実施する。

千葉銀行― 「今期の総還元性向が計画下振れとなる可能性」=外資系証券(更新日時:2020/02/10 11:25)

 大手地銀の千葉銀行(8331)が売り先行。7日に2020年3月期末の配当を8円から10円に増額すると発表したものの、好感した買いは限られた。ある外資系証券では業績は良好なものの、20年3月期の総還元性向が計画下振れとなる可能性に言及。短期的に株価はややネガティブに反応する可能性があるとみているもよう。試算では増配に伴う総還元性向は48%で、会社は総還元性向50%を方針としている。

 市場では当初、還元策として自社株買いの実施を予想する向きも多かったようだ。別の外資系証券では今回の増配を次期中計で示すとみられていた配当重視の方針を前倒ししたものとして「ポジティブ」と評価しているようだ。全体の還元率が従来の50%から下がるとの印象もないとみているもよう。

 同日、千葉銀は優待制度の対象基準も変更。従来は継続保有期間に条件を設けていなかったが、21年3月末を基準日とする優待から「1年以上の継続保有」で制限を設ける。優待品は1000株以上で特産物(3000円相当)、1万株以上で6000円相当のみとし、従来実施していた金利優遇などの金融クーポンは廃止する。

※千葉銀行の株主優待

※千葉銀行の株主優待

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