QUICKは上場企業の2期先までの業績予想を算出するツール「QUICK Forecast企業業績」を利用して、今期(実績発表済みの翌期、2020年12月期など)と来期(実績発表済みの翌々期、21年12月期など)の4月21日時点の業績集計を行った。
金融を除く全産業(3270社ベース)の今期の連結売上高は前期比1.3%減の680兆6293億円、営業利益が同16.6%減の41兆223億円、経常利益が同12.8%減の42兆7160億円、純利益が同19.5%減の26兆3528億円となった。
■今期の業績予想
営業損益について直近実績と今期予想を東証業種分類で比較すると、大幅な増益が見込まれるのは海運業、パルプ・紙、食料品で、大幅な減益が見込まれるのは鉄鋼、石油・石炭製品、空運業となった。前回リポートとの比較で、増益見込みは4位(その他製品)と5位(建設業)が入れ替わった。減益見込みは3位に空運業が入り、4位が鉱業、5位が情報・通信業の順番になった。
また来期は売上高が今期予想比0.9%増の686兆4710億円、営業利益が11.6%増の45兆7923億円、経常利益が18.5%増の50兆6111億円、純利益が27.1%増の33兆5054億円となった。
■来期の業績予想