QUICK Market Eyes=片平正二
12日の米国市場でネットワーク経由で情報サービスを提供する「クラウドコンピューティング」関連の銘柄を投資対象とするファーストトラスト・クラウドコンピューティングETF(SKYY)に大規模な資金が流入した。QUICK FactSet Workstationによれば3億3118万ドルの流入となり、4月14日以来、1カ月ぶりの大きさを記録した。
この日の米国市場でSKYYは7営業日ぶりに反落して終えたが、一時は2月21日以来、約3カ月ぶりの高値圏を回復して強含んでいた。
同ETFはクラウド関連のインフラ、サービス、プラットフォームを手掛ける64銘柄を組み入れる。11日時点の組入上位はアマゾン・ドットコム(4.64%)、仮想化ソフトを手掛けるVMウエア(4.25%)、マイクロソフト(4.18%)、ビジネスソフト大手のオラクル(3.93%)、米検索大手グーグルの親会社であるアルファベット(3.80%)となっている。
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