28日の日経先物9月限は大幅に3日続落し、前日比320円安の2万2890円で終えた。売買高は7万8527枚と、6月16日以来、およそ2カ月半ぶりの大商いだった。
日経先物の売り方はシティグループ証券の2574枚(買い方見えず)で、買い方はABNアムロCLの1504枚、ソシエテ証券の1049枚だった。安倍首相の辞任意向報道を受けて、アムロ・ソシエテ経由の短期売買が2枚を超えて膨らみ、商品投資顧問業者(CTA)とみられる商いが活況だった。立会外ではシティグループ証券が1492枚を売り越した一方で、買い方に1000枚を超える傾きはなかった。
TOPIX先物の主な売り方は大和証券が1384枚、ゴールドマン・サックス証券が1280枚、買い方はバークレイズ証券の1915枚だった。
立会外では大和証券が2700枚、モルガン・スタンレーが2050枚を売り越した。その一方でソシエテ証券が1692枚、シティグループ証券が1200枚を買い越した。(QUICK Market Eyes 川口 究)