24日の米国市場で中小型株のラッセル2000指数に連動するiシェアーズ・ラッセル2000ETF(IWM)から大規模な資金が流出した。QUICK FactSet Workstationによれば4億337万ドルの資金流出となり、4日連続の流出を記録。この結果、過去1週間で21億2903万ドルの流出となった。
この日のIWMは前日比変わらずの144.07ドルで終え、一時は7月14日以来、2カ月半ぶりの安値圏に沈んだ。ラッセル2000指数が200日線を割り込みS&P500指数などと比べて軟調な展開となる中、IWMからの流出基調も強まっている。主力ハイテク株を中心に大型株が不安定な割に、為替市場がドル安基調にあるせいか内需系のIWMへのリバランスも起こりにくい状況なのかも知れない。(QUICK Market Eyes 片平 正二)