6日の米株式市場でボーイング(BA)が5日ぶりに大幅反落し、前日比6.81%安の159.54ドルで終えた。
ボーイングは6日、2029年までの今後10年間における商用機の需要が1万8350機になるとの需要見通しを示した。前年の予想から11%減が見込まれた。同社は発表資料で「民間航空は今年、歴史的な課題に直面しており、航空機やサービスの中長期的な需要に大きな影響を与えている」と指摘。一方、「過去に歴史は、空の旅が何度も回復していたことを証明してきた」と前向きな見方も示した。
この日はボーイング1銘柄の下落で、ダウ工業株30種平均を約76ドル押し下げた。構成銘柄のうち値下がりは28銘柄、値上がりは1銘柄、横ばいが1銘柄。ほぼ全面安の展開だった。
※ダウ平均採用銘柄の寄与度(6日)
(QUICK Market Eyes 大野 弘貴)