【QUICK Market Eyes 川口 究】4日の米国株式市場でビッグデータ処理のクラウデラ(CLDR)が大幅に続伸した。日中取引の終値は前日比7.16%高の12.41ドルだった。3日夕に発表した決算が市場予想を上回り、好感した買いが入った。
クラウデラが3日に発表した2020年8~10月期決算で一株利益(EPS、NonGAAP)は0.15ドルで、Fact Setの市場予想の平均(0.09ドル)を上回った。売上高は前年同期比10%増の2億1790万ドル、最終損益は1390万ドルの赤字(前年同期は8210万ドルの赤字)だった。市場予想で売上高が2億910万ドル、最終損益は3200万ドルの赤字だった。
サブスクリプション(定額課金)収益は同18%増の1億9740万ドルで、年間経常収益は同12%増加した。
ニーダムは4日付リポートで、8~10月期の決算が好調だったと指摘し、時間の経過とともにアカウントを拡大することが予想されるとしたものの、さらなる発展には「同社が高成長市場に参入できるという確信を得るために、製品の牽引力、拡張率の明確さ、新しいロゴの獲得の向上について、より多くの証拠が得られることを期待する」と指摘した。