資産運用サービスのウェルスナビ(東京・渋谷)は8日、2021年初春をメドに一般の少額投資非課税制度(NISA)に対応した機能「おまかせNISA」の提供を始めると発表した。同社によると、投資一任型のロボアドバイザーでは初めて。
ウェルスナビは資産運用のプロセスを自動化した投資一任型のロボアドを手掛ける。個人投資家がスマートフォンやパソコンを使って年齢や年収などの質問に答えれば、自分に合った資産の組み合わせで運用を始められる。7日時点の預かり資産は3200億円と、国内のロボアドでは断トツ。口座数は35万口座にのぼる。
新たに導入する「おまかせNISA」は、運用益が非課税になる一般NISA制度を使いながら、ウェルスナビのロボアド「WealthNavi」でお金を運用できる。一括投資でも積み立て投資でも利用でき、NISA口座で運用する資産は売却せずに最適なバランスを維持するという。一般NISAは年120万円を上限に5年間、運用で得た益への税金(税率は通常20%)がかからないしくみ。
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(QUICK資産運用研究所=西田玲子)