暗号資産が誕生したのは、既存銀行の決済・送金手数料の高さに対する問題意識が背景にあった。バンキングシステムは高度なセキュリティを要求されるが故に、極めて頑健なインフラが必要で、高コスト化は必然と言える。ただし、個人間の小口決済・送金にそのような重いシステムは必ずしも必要ない。むしろオープンなインターネットを活用し、一定のセキュリティの上で安価なシステムを提供すれば利便性は高まる。それが暗号資産の基本的な考え方だった。 フェアバリュー算出困難 しかし、2017年頃から暗号資産は投機対象としての性質を色濃くした。特に新型コロナ禍により主要中央銀行が大量にマネーを供給するなか、昨年後半以降、ビッ...
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