日本知財総合研究所 三浦 毅司 ビオンテックやファイザーに並んで、いち早く新型コロナウィルスワクチン「mRNA-1273」を開発した米国のバイオベンチャー、モデルナ。経営が苦しいときにも研究開発を怠らず、新型コロナウィルスの感染拡大にいち早く対応し、利益を大きく伸ばしている。さらに特許登録後には、将来の圧力を見越して即座に特許を開放した。ワクチンの公正利用を促し、企業の評価を高めた事例となる。 新型コロナワクチンで業績急回復 モデルナの財政状態は新型コロナウィルスワクチンの完成前と後で劇的に変わった。同社は感染症領域を得意とするバイオテクノロジー企業だが、売上高は2017年12月期に2億...

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