【日経QUICKニュース(NQN) 池田幹】東京五輪が29日、大会7日目を迎えた。日本は前日までに金メダルを13個獲得し、1964年の東京大会と2004年のアテネ大会で手にした16個の最多記録を更新する勢いだ。三井住友DSアセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストが64年以降の日本の金メダル数と大会期間中の日経平均株価の動きを調べたところ、10個以上を獲得した年は上昇が目立った。
宅森氏は「日本選手が活躍することで、人びとの気持ちが前向きになる効果があるのではないか」と話す。ただ、この経験則にも例外がある。64年の東京大会は株価が2%近く下がった。さて57年ぶりの自国開催、株価はいまのところ0.1%高だが、どうなるか。