日本知財総合研究所 三浦 毅司 小野薬品工業は2月28日、がん治療薬「イミフィンジ」(一般名デュルバルマブ)を販売しているアストラゼネカに対し、特許権侵害の差し止めと320億円の損害賠償を求めて提訴した。 小野薬品の特許を侵害したとするのは「抗PD-L1抗体」に関する特許(特許第5885764号、特許第6258428号)で、2018年のノーベル医学生理学賞を受賞した京都大学の本庶佑特別教授と共同で出願した「オプジーボ」をカバーする特許のうちの2つだ。このオプジーボの特許群を見ると、いかにこの発明が画期的であったかを改めて認識できる。 分割出願で範囲拡大 特許は、特許権者に対し特別な独...
-
POINT 01無料記事
(14,000本)
が読み放題 -
POINT 02オンライン
セミナー参加 -
POINT 03記事・銘柄
の 保存 -
POINT 04コメント
フォロー