日本知財総合研究所 三浦 毅司 スクウェア・エニックス・ホールディングス(スクエニHD)は5月2日、海外にある3つのゲーム開発スタジオを持つ2つの子会社、クリスタル・ダイナミクスとアイドス・インタラクティブの株式を、スウェーデンのゲーム大手、エンブレイサー・グループに売却すると発表した。「トゥームレイダー」や「デウスエクス」シリーズ、「シーフ」シリーズなど人気作品のIP(知的財産)も売却する。売却額は3億ドル(約390億円)と大型の資産売却となった。 クリスタル社は1992年の設立で、約300人の従業員を米国内に抱える。開発したゲームはトゥームレイダーや「レガシー・オブ・ケイン」などだ...
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トゥームレイダーが爆売れしたのは10年近く前のことで、最新作のシャドウオブザ~は前々作の半分以下の販売本数。それも、発売わずか一カ月でSteamなどで値引きを強いられてようやくって感じなので、巷では失敗作として語られている。メタスコアもイマイチで、恐らくは続編は作られないだろう。じゃあ他にキラーIPが出るかっていうと、そんな雰囲気では無いので、スクエニが見切りをつけたと推測する。 でも、売却を決断した本当の要因は「円安」、これに尽きると思うよ。モノでも会社でも、海外に売るなら今がチャンスって感じ。